2011年9月30日金曜日

セミのぬけ殻2011

虫は逃げる。飛んでいくし、隠れるし。
だから動きの鈍い私にはなかなか観察のチャンスがない。
たいがい死骸の観察。
動きの鈍いイモムシや死んだふりをする昆虫なんかはいい観察対象。
そんな中、脱皮のからはとてもいい収集物になる。



今まで海沿いの平地に住んでいたので、蝉をあまり見なかった。
ここに来て、ウグイスが多いのとセミが多いのには感心する。

今の家は築43年になる家。
木も鳥が落とした種からだと聞いているがそれにしては立派だ。
庭はとにかく一新しようと切ったり抜いたり大きな木以外はほとんど無くなった。
そのとき驚いたのがつる性の植物の根っこにブドウのように蝉の幼虫がついていたこと。
あわてて別の場所に埋めたが、翌年、何匹も時期外れの春先に出てきては死んでしまった。
木の根が枯れてしまったから。申し訳ないことをしたと思った。
その年、蝉は全滅かもね、と言っていたのに何たることか。出るわ、出るわ。
毎晩のように出る。何匹も出る。毎朝抜け殻を採取するのが日課になった。
家の庭で私が拾ったものは66匹。どこに隠れていたんだか。

この時点で44匹このあとも収集は続く。

調べると、何種類かいるらしい。
蝉がいっぱい!!なんてなっていただけなので種類まで知らなかった。
調べた結果、アブラゼミ、茶色い羽のね。メス19匹。オス22匹。
ミンミンゼミ、透明の羽でミンミン鳴く。メス10匹、オス13匹。
ニイニイゼミ、小さいやつ。抜け殻は土付き。汚れているからと採取しなかったものが多数あり。
メス、オス1匹ずつ。
計66匹。

ニイニイゼミの抜け殻のそばのはトンボの抜け殻。


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