2017年6月11日日曜日

桐生は遠かった

家を出たのは朝の7時
電車に乗りっぱなし
いつガラガラになるかと思っているけど
ずっと人がそこそこ座っている
窓の外は住宅地ばかり。

10時を過ぎた頃
やっと車窓からゆっくり写真を撮ることが出来るようになった。
高崎経由桐生に行くのです。


あ、牛小屋


こんな畑の真ん中で渋滞
あとから分ったけどこれが田舎の風景

これは駐車場?
テレビで見た電気工事士の実地訓練場かも。 
等間隔に低い電柱が立っていた。

この後高崎で義母と落ち合って
両毛線に乗り換え桐生に向かう
電車の車庫で整備中
不思議な風景


 「富岡製糸場へは上信電鉄で!」
遠くまで来たぞ。


やっと着いた。

気になる山
山の谷は木が生えていない。
これって
今読んでいる本にあった足尾銅山?
すごーく興味あるわー。

ゆっくりできたら楽しい場所だなー

無人駅に到着


タクシーで目的地へ
実は義母の友人が亡くなって
お線香も上げられないというから
一緒に行きましょうという話になったわけです。
ずっとお店をやっていて
旦那さんがまだ続けている
Pポケットというカレー屋さん。
ご自宅に行ってお線香をあげて
お店でカレーをいただきました。 
母とそのお友達は
電話で喧嘩もするほど親しい関係だったそう



毎日来てくれる常連さん
 

 お店自体も旦那さんが作って
照明も買いに行っても合わないから
作ることにしたそうで 
とても暖かい感じのお店でした。



机には長い年月のイタズラ書き
こういうお店はなかなかないよね。

 おいしいカレーをいただいて
ご主人と奥様の思い出話をして
母も懐かしそうに
いろいろな思い出を語っていました。

 

 コーヒーをもいただいて、
おお、このポットも古いねーかっこいい。

娘さんに車で少し案内をしていただきました。
渡良瀬川
高校時代はこの道を自転車で
40分かけて通ったそうです。
大好きな風景だって。



ここはメインストリート
古い家並みがずーっと続く

 400年も前から栄えていた本町通り
桐生天満宮まで一直線 


桐生天満宮は学問の神様だというので
これからも知らないことをたくさん学べるように
お願いしてきました。




彫刻がすごいとネットで知りました。
彫師は江戸後期の上州を代表する関口文冶郎という人だそうで
本当にすごい迫力
日光の東照宮に負けないのではないかと思うくらい。
重厚で滑らかで木とは思えない
ただ、彩色がはがれてすごくもったいないです。
いつか朽ちてしまうかと思うと心配です。
 






母の友人がとても満足していたことは
自分の声かけで母たちも協力して武者小路実篤展を開くことが出来たことだと
娘さんが母と友人の思い出の場所に案内してくれました。 
有鄰館
古くから醤油、味噌、塩などを製造し保管してきた倉庫や倉を
ギャラリーやホールとして利用している施設です。
母も感慨無量で思い出の場所に来れたことをとても喜んでいました。
解説にもあった
「有鄰」とは、孔子の「徳孤ならず必ず鄰あり」という故事から引用したそうで
この言葉は母と友人がぴったりはまるような言葉だと思いました。


この日は町の人たちの作品が展示されていました。

ここが彼女たちの思い出の場所






 

気の効く娘さんは
まだまだ案内しますよと言ってくれたのですが
あまりにおんぶにだっこなので
ありがたく辞退して
わたらせ渓谷鉄道に乗ってみることに



残念ながらトロッコ列車ではなかってけど
いい陽気で快適でした。
ディーゼルで少しうるさいですが。
 



時間の問題もあって
とりあえず渓谷が見える駅で降りました。



紅葉の時はきれいだろうねーと
口を揃えて言ってしまいました。

モミジがふわふわしていました。


緑が深い

 近くには、ながめ余興場という場所があって
ここでも講演や演劇など盛んにやっているようです。
名前もレトロだけどその窓枠も古い。



いろいろ見所はありそうですが
友人の娘さんの言っていた通り
車がないとどこも行けない場所のようです。


 さて
電車に戻りましょう


この時点で3時半。
家までの時間を考えると少しあせる。


もう少し奥まで行きたい所ですが
またこんど

本数があまりないので桐生から高崎までとりあえず出ることに


高崎の待ち時間で少し食事して母とお別れ
母はこれから一本八高線で帰ります。
高齢の母も疲れたと思いますが
元気な人でよかった。
7時半には家に着いたそうですが
しっかり8時間半も寝てしまったそうです。
これが元気の秘訣だね。

私は時間優先で新幹線を使って帰ります。
東京から東海道、江の電とバスを使って
家に着いたのは9時前。
やっぱり遠い。
 今度は一泊したい所でした。
 

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