2017年4月7日金曜日

春、桜、思うこと


今日は病院の父を見舞いに行きました。
父はなんだか元気で
私と弟をかわるがわる大きく見開いた目で見比べていました。
まだもう少し元気でいるのかな。
と思わせるしぐさでした。
でも
弟が「わかる?」
「自分の子どもだよジュンだよ」と言っても
何も反応はしなくて
多少まぶたを閉じたりするくらい
 いつものように
「こんなに寝てばかりで肩が凝るでしょ」
と言って
弟が手慣れた手つきで肩をもんであげると
目を閉じて気持良さそう。
ながめたり、なでたり、話しかけたり
写真撮影していても
大して時間がすすまなくて
父には悪いけど10分もたたない間に帰ることになる。

もういい年の2人だけど
常識知らずのただの子ども
「また来るね」と声をかけて
車に乗って家路に向かう。
申し訳ないなと思うことと
いくらいても何もできないということが同時に頭に浮かぶ
短いけど苦しい時間。

車内では
「しっかり目が合ってよかった」とか
「苦しそうでなくてよかった」とか
そういう会話をする。

実家のご近所の
仲良くしてくれる老夫婦の
ご主人が急に亡くなられたと聞いて
一言会ってお話をする。

そんな車窓から
さくら。

まだ桜は早いよねー
なんて思っていたら
いつの間にか満開!


ひゃー
ちょうちんまで
そうか
 今度の日曜日はさくら祭りね。

私が父の世話をしにくると
ちょうどさくら祭りだったりして
フリマをのぞいたり
父に焼きそばを買ったり
少しリフレッシュをしていました。

今日の父は意外と元気で安心したので
不謹慎かもしれないけど
町田の近くの
武相荘に行く 


白州次郎さんの住んでいた場所です。
白州ご夫婦の生活スタイルは
見習いたいことがたくさんある人だと思うのです。
庭は小さいけどきれいに手入れされていました。




次郎さんの車



ポスト


納屋には大きなかんじきが。


芝刈り機や木製のネコ


なにげなく置いている花瓶の壷も
何かこだわりがあるのでしょうか。


今の時期はツバキがきれいでした。


ここが一番絵になる風景
愛おしく暮らしていたのでしょうか


正子さんのお気に入りの藁葺き屋根



藁葺きと椿きれいです。




ここはレストラン


白州ご夫妻の思いをはせて
見学しましたが
彼らが今住んでいるわけでもなく
管理されている方は大変だと思いますが
白州ご夫妻のたたずまいを感じられるように
住まわれた部屋を展示公開して欲しいなと思いました。
この空間を維持保存していただけることには本当に感謝しております。

みやげなど雑貨を売っている入口の花瓶
すごくすてきでした。

それから駅まで送ってもらって
家路に帰ることに
駅前に大きな桜の木
他にもこの大通りとマンションの間のスペースに
すごく大きなしだれ桜があって
生える場所が違ったら違う人生だったのかもね
思うのでした。

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