2017年4月8日土曜日

桜の道

父が亡くなりました。
一昨日お見舞いに行って
私たちをかわるがわる見比べて
意識がしっかりしてそうだったから
まだまだ元気だねなんて話していたのに。
何か言いたかったのかな。

眠っているような父
苦しまずに人間らしくと思っていたはずなのに
いろいろな管がはずされて
「よかったね」と思うのはどうなんだろう。
「生きるってつらいんだ」と言っていた父
病院に入って話さなくなった父

今までたくさんの思い出をありがとう
私が小さい頃からながめていた大きな手をもう一度見てみる
病院ではしばらくミトンをはめられて
曲がったままになった指
私には何もできなかったと感じさせた。
ゴメンね。

母と同じ葬儀社に連絡して
病院から出る。

目の前に大きな白いもの
何かと思ったら
サクラ
大きい!


前の車に父が乗っている
いい景色をながめられたかな。



2002年に息子が送った手紙
この頃と変わらないあごのホクロ
今日もしっかり見れました。


葬儀は簡素なものでいい
墓なんてなくてもいい
どこか海にでも散らしてくれればいい
と言っていた父
亡くなると大きかったんだと感じます。

0 件のコメント:

コメントを投稿